「東京2020オリンピック・パラリンピック関連施設等視察見学ツアー」の実施

浜松地域FSC・CLT利活用推進協議会の事業として、FSC認証材である天竜材が供給されている東京2020オリンピック・パラリンピック関連施設等を実際に目のあたりにすることで、更なる天竜材の利用拡大の機運や矜持を盛り上げるために視察見学ツアーを実施しました。

1 実施日時  令和元年11月22日(金) 9:45~17:00

2 視察場所  東京都内

・オリパラ関連: ○新国立競技場 ○選手村ビレッジプラザ ○有明体操競技場

・木材利用施設: ○新豊洲Brilliaランニングスタジアム ○有明西学園

3 参加人数  34名 + 引率2名  計36名

4 視察内容

視察先 ①新国立競技場(新宿区霞ヶ丘/明治神宮外苑)

・構造材(屋根・天井)、外装材(軒・庇)に天竜材が使用されている新国立競技場。

・間もなく(11月末)に完成予定。バス車内より車窓で見学。

新国立競技場

 

 

 

 

 

 

視察先 ②選手村ビレッジプラザ(中央区晴海)

・「日本の木材活用リレー~みんなで作る選手村ビレッジプラザ~」参加63自治体として協力。本市はA~E棟のうちA棟に約35㎥を供給している。

※天候が悪化したため、写真撮影なし。

視察先 ③有明体操競技場(江東区有明)

・外装材(スギ)約800㎥のうち430㎥のトップシェアを天竜材が占める。

・完成直後であり、次週11月末にはトランポリン世界大会でこけら落しの予定。

・天候が悪化したため、バス車内の車窓から見学。

有明体操競技場

 

 

 

 

 

 

 

視察先 ④新豊洲Brilliaランニングスタジアム(江東区豊洲)

・案内・説明: 建築施工主 太陽工業株式会社 名波・喜多村・秋山氏

・木質化建築の全天候型トラック競技練習場。

・当日は、陸上選手が一般利用されていた(悪天候時には利用価値が高い施設)。

・オリンピック・パラリンピック後は移設・解体・維持されるのか現段階では未定であるとのこと。

・木材利用(長野県産カラマツ集成材、CLTは長崎県産スギ・ヒノキ)により、「木のトンネル」のような気持ちよさや癒しを創出している施設である。

新豊洲Brilliaランニングスタジアム

 

 

 

 

 

 

 

視察先 ⑤有明西学園(江東区有明)

・案内・説明:江東区教育委員会事務局学校施設課 整備担当課長 太田氏/挨拶:江東区立有明西学園 校長 本多氏

・ウッドデザイン賞2018において最優秀賞(農林大臣賞)を受賞するなど数々の木材利用・デザインの賞を受賞し、林業・木材関係者から注目を浴びている江東区立の小中一貫校。

・江東区は東京2020大会の競技施設が集中し、有明地区をはじめ湾岸部のタワーマンションの建設ラッシュにより人口増加地域である。また、区の公共建築物の木材利用推進方針として0.008㎥/㎡以上であるが、同校はその6倍の0.048㎥/㎡の木材を使用している。

・木を使うことで図書館や屋上庭園、木の回廊など子ども達が好きなエリアとして挙げられ、また、カラマツ等木材供給地の長野県での植林活動や施工した竹中工務店が出前授業を行うなど、教育的な効果も高いとのこと。

・構造体に「燃エンウッド」のカラマツ耐火集成材を使用し、内装にはシナ合板など多様な木材を適材適所に利用していることが印象的であった。特に、メンテナンスを考慮して外装・外壁には木材を無理に使用せず、また、耐震性を高めるため鉄筋コンクリート造とのハイブリッド構造で建築されていることは今後の大規模施設の木材利用を高めるうえで参考とすべき事柄だと思料される。

有明西学園